教員退職はいつ言う?タイミングと手続きの流れ!
教員退職を考えてるけどいつ言うの?
ベストなタイミングは?
こんにちは!
元公立高校英語教師で現専業主婦のぴょんです。
この記事では、
- 教員をやめるならいつ?
- いつ伝える?
- 退職の手続きの流れ
について、自身の経験をもとに書いていきたいと思います。
2024年3月、教職と子育ての両立に悩み、退職。
現在は専業主婦。
教員を退職した経験についてや、小1娘の日々の子育ての色々での気づきをつづります。
読者の方にとって有益な情報となるようにわかりやすくまとめていきたいと思います!
ベストなタイミングで退職を切り出し、円満退職をしましょう!
教員退職いつ言う?なるべく早くがポイント
いつ言う?意向が固まったら早めに伝える
教員退職のタイミングを決める際、まず重要なのは学校側への通知時期です。
退職の意向が固まったら、できるだけ早く管理職に伝えることが大切です。
これにより、学校は後任者の確保や引き継ぎの準備をスムーズに進めることができます。
早めの相談は、学校側への配慮だけでなく、自分が退職後にどうするか余裕を持って考えるためにも重要なことです。
退職を伝えるタイミングは2学期の人事意向面談がベスト
退職の意思を伝えるのに最適なタイミングの一つとして、2学期の人事意向聴取面談が挙げられます。
その前から意志が固いなら、年度当初の4月から伝えておくのもあり。
この面談は、来年度の人事計画を立てるための重要な機会です。
ここで退職の意思を伝えることで、学校側も適切な対応を取ることができます。
また、面談の時期は、比較的余裕があり、後任者の採用や引き継ぎの準備もスムーズに進めることができます。
同僚にはいつ言う?人事発表まで伝えない
退職の意向を伝える際、同僚には人事発表が正式に行われるまで知らせない方がいいです。
これは管理職とも確認しておくと良いでしょう。
誰かに伝えたら一瞬で広まるのが職員室。
退職前に働きづらくなるかも。
学校内の混乱を避けるため、正式な発表前に情報が漏れることは避けましょう。
業務上早めに知らせた方がいい人には、管理職から伝わっているケースも。
人事発表が行われた後に、正式に同僚へ挨拶や感謝の気持ちを伝えることで、円満な退職ができると思います。
異動する先生方と一緒に挨拶すればOK!
年度途中の場合はいつ言う?1ヶ月前までを目安に
年度途中での退職を考える場合は、少なくとも1ヶ月前には学校側に意思を伝えるようにしましょう。
なるべく早くが大切です。
また、所属する自治体によって、退職を申し出る時期のリミットがあります。
例えば東京都立教員であれば、「退職の30日前までに退職願を提出しなければならない」ことになっています。
第十五条 職員は、退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日前三十日までに、退職願を上司に提出しなければならない。
引用元:東京都立学校服務規程 https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/static/reiki_int/reiki_honbun/g170RG00001944.html
自治体や学校によって規程が異なりますので、必ず自身の場合を調べてみてください。
「自治体名 教員 服務規程」と調べると参考資料が見つかるかも。
一番確実なのは管理職に聞くことです。
急な退職は、学校運営や生徒への影響が大きくなるため、余裕を持って伝えることが必要です。
特別な事情がある場合も、可能な限り早めに相談することが望ましいですね。
教員退職の良いタイミングは3月末
区切りが良い年度末が最多
3月末は人事異動のタイミングなので退職に一番良いタイミングです。
私も3月末に退職しました!
年度途中の突然の退職は、代替教員が見つからなくて現場が困ってしまうことも。
新年度のスタートに影響を与えず、次の教員もスムーズに引き継ぎができるので3月末の退職がベストです。
生徒や保護者への影響を最小限に
年度の途中での退職は、生徒や保護者に対して大きな混乱を招く可能性が。
途中で担任が変わったり、授業担当が変わったりすると、生徒が不安を感じることもあります。
3月末の退職は、こうした影響を最小限に抑えることができます。
人事や採用計画にも
学校の人事や採用計画は年度単位で進められます。
3月末に退職を伝えることで、新年度の計画にスムーズに組み込むことができます。
逆に、年度途中だと後任の職員が見つからないという問題が発生しやすいんです。
現場の混乱は少なからずあります。
人事や採用計画への影響を避けるなら年度末退職がベストです。
夏休みや冬休みなど長期休業中もあり
とはいえ、年度末まで退職を待てないという状況に直面する場合もあるかもしれません。
自分自身の心身の不調や、家庭状況の変化などもあるよね。
教員の退職のタイミングは、必ずしも3月末に限らず、夏休みや冬休みなどの長期休業中も考えられます。
これらの期間は授業がないため、生徒への影響を最小限に抑えやすいのです。
後任者への引き継ぎもしっかりできるので新学期からスムーズにスタートできる利点があります。
3月末まで退職を待てない場合は、夏休みや冬休みの長期休暇中を考えてみるといいと思います。
重要なのは、退職意思を早めに学校に伝え、引き継ぎや生徒への配慮を十分に行うことです。
極論、いつやめてもいい
退職にベストな時期について書いてきましたが、基本的に、教員の退職は自分の事情に応じて「いつでも可能」ということを忘れないでください。
限界まで我慢しないで!
自分の健康が第一!
学期末や長期休業中が理想的とされていますが、個々の状況により適切な時期は異なりますよね。
自身の健康や家庭の事情も考慮し、最適なタイミングを見つけましょう。
「無理!これ以上続けられない!」と思ったら、管理職に現状を伝えましょう。
伝えれば、必ず動いてくれるはず。
悲しいけれど、伝えなければ
あなたの苦しみは誰もわからない。
もしかしたら、退職以外の選択肢も見つかるかもしれません。
退職までの手続きの流れ
管理職に退職の意向を伝える
退職の意思が固まったら、まずは校長や教頭に早めに伝えましょう。
私の場合、1年前には退職を決めていたので、年度当初から面談の機会に意向を伝えていました。
2学期の面談でもその意志に変わりがないことを伝えると、「11月には退職願を出して」と言われました。
正式に退職願を提出
退職願は正式な文書として提出する必要があります。
私の場合は指定の書類を受け取り退職理由と署名をして提出しました。
自己都合退職の場合の理由は「一身上の都合」となります。
退職の書類上の手続きは紙ペラ1枚!
この提出を持って、学校側も後任の人事採用等が本格的になります。
遅くとも12月末までに出すとよいでしょう。
引き継ぎの準備
次の教員がスムーズに業務を引き継げるよう、必要であれば引き継ぎ資料を作成してきましょう。
- 部活動の仕事
- 分掌の係の仕事
など、自分がメインで行なっていた仕事は、後任の方が困らないようなかたちにしておきましょう。
具体的には、データ等で実施内容や関連資料を残しておくといいと思います。
年度途中の場合は上記に加えて
- 担当する授業での実施内容
- 生徒情報
- 成績資料
などもしっかりと準備しておく必要があります。
事務手続き
基本的には事務の方が必要なことを教えてくれるはずです。
事務員さんに言われた通りに進めれば大丈夫でした。
必要な手続きの例としては
- 退職届書の提出
- 健康保険関係の書類の提出
- 年金関係の書類の提出
などがあります。
公立学校に勤めている人は共立学校共済組合HPから退職時に必要な書類の確認をすることできます。
提出する書類は念のためコピーをとっておくといいよ!
荷物の整理
その学校に勤めている期間が長ければ長いほど荷物が多いと思います。
紙の資料(最近は減ってる?)など、「もう使わないな」というものに関しては
早め早めにすこしずつシュレッダーをかけて処分しておくことをお勧めします。
ためてしまうと後々きつい!
書籍等もいるものといらないものに分けておくだけでも退職時にスムーズに片付けが進みます。
教員退職はいつ言うのがベストタイミング?のまとめ
今回は退職のタイミング、伝えるタイミング、そして手続きの流れについてまとめました。
- 退職のベストタイミングは3月末
- 伝えるベストタイミングは2学期の面談
とお伝えしました。
ただし、これは一般的な例であり、個々の状況によって最適なタイミングはさまざま。
とくに、心身の不調が出ている場合は、この例に関係なく、「すぐに管理職に現状を相談」することが大事です!
最後に私が退職を検討した際に、学生時代の恩師からいただいた勇気の出る言葉をお送りします。
自分の人生だし、自分が思うほど周りは気にしてないから
自由の身を楽しむのが一番だと思うよ〜。
あなたにとって、ベストな選択ができるように祈っています!