小1の壁で退職して後悔した?良かった?疲れたワーママへ。
「小1の壁で退職して後悔したことは?」
「退職すると良いことって?」
「退職の壁を乗り越える方法はあるの?」
「小1の壁」に恐怖を感じている方も多いはず。
2024年3月、教職と子育ての両立に悩み、退職。
現在は専業主婦。
教員を退職した経験についてや、小1娘の日々の子育ての色々での気づきをつづります。
読者の方にとって有益な情報となるようにわかりやすくまとめていきたいと思います!
小1の壁って?
保育園や幼稚園とどう変わるの?
この記事を読むと
- 小1の壁を機に退職をしてみて後悔したこと
- 小1の壁で退職した筆者が感じた良かったこと
- 小1の壁を乗り越えるのが困難な理由
- 乗り切るための対策方法
がわかります!
小1の壁のメリット・デメリットや、困難な理由が事前にわかれば、退職するしないにかかわらず自分にとって良い選択ができると思います!
小1の壁で退職して後悔したこと
収入の減少
退職での後悔(避けられないことなのでしょうがないし、想定内ですが)はやはり収入が減ってしまうことが一番大きいです。
子の教育には本当にお金がかかるので、退職をしてそれがゼロになってしまうのは本当は避けたいところですよね。
収入は無くなってしまいますが、今は子どもとしっかり向き合う時期と割り切って、また良いタイミングで復職などを考えるのも一つだと思います。
社会的なつながりの減少
社会的つながりが減ってしまうこともデメリットの一つです。
家族以外の様々な大人と話す機会が失われてしまったことで、社会とのつながりが薄まったと感じることもあります。
孤独を感じてしまうことがある人もいるようです。
しかし、ママ友と情報交換をしたり、今はネット上でも様々な人と意見交換をすることもできるので、そうしたことでつながりを感じるのもひとつの手ですね。
小1の壁で退職して良かったこと
子どもに余裕をもって接することができる
退職して1番感じた変化は、仕事のストレスから解放されて、広い心をもって子どもに接することができるようになったことです。
初めての学校で疲れ切った子どもの話をゆっくりと聞き、次の日の準備を一緒にする。
このような何気ない時間の中で、子どもが抱える環境の変化へのストレスも少しは解消できるのは良かったと思っています。
急な体調不良や学校行事にもいつでも対応できる
子どもが突然熱を出して、仕事ができなくなって困ってしまうという経験はワーママにはよくあることだと思います。
小学校に行っても、まだまだこのような急な体調変化はあります。
専業主婦になると、子供の体調不良などの緊急時にもすぐに病院にいくことができますし、仕事のことを気にする必要がないのはとても気が楽です。
また、小学校の平日に行われる行事のボランティアなどにも参加しやすいのもいいです。
そもそも小1の壁とは?
「小1の壁」とは
子どもが小学校1年生になる際に、母親の働き方に大きな影響を及ぼす現象
放課後NPOアフタースクールの調査によれば、
子どもの小学校入学にあたって過半数が「働き方の見直しを検討(50.7%)」、
引用元:「 小 1 の 壁 」 に関 す るW E B ア ン ケ ー ト調査結果(https://npoafterschool.org/wp-content/uploads/2023/03/952d224617fa31b87ed6621f8d8654e0.pdf)
「子育ての負担(や悩み)が増えた(57.3%)」と回答
過半数の母親が子どもの小学校入学にあたって働き方の変更を検討しています。
なぜ働きつづけることが難しいのか?
小学校1年生は、初めての学校生活に適応し、家庭とのバランスを取りながら学習習慣を身につける大事な時期です。
そのため保護者は、子どもが学校生活における様々な変化に対応するのをしっかりサポートすることが求められます。
働くだけでも大変なのに、プラスして子どもの環境や生活スタイルの変化をしっかりサポートしていくというのは想像しただけで気が遠くなりますね。
小1の壁でワーママが疲れる理由7選!
子どもの登校時間が遅い・下校時間が早くて疲れる
小1の壁は、子どもの登校時間が遅く、下校時間が早いことが一因です。
保護者がはたらいていることが前提の保育園では、預かりの時間も7:30〜など早めの場合が多いです。
しかし、小学生となると、8:30などの始業に合わせての登校で、家を出るのが8時ころとなることも。
出勤時間を遅くしなければならないため、働く母親は時間的な制約を強いられます。
また、小学校1年生の下校時間は、14:00~15:30ころと、保育園や幼稚園よりも早い傾向があります。
そのため、共働き世帯は、学童に預けるという選択をする家庭が多いと思いますが、学童の預かり時間も保育園より終わりが早いというところが多いです。
これにより、ワーママは家事や仕事と子育てのバランスを取ることが難しくなってしまうのが現状です。
夏休みなどお弁当が続いて辛い
小1の壁が大変な理由には、給食がない期間にお弁当を作る必要があることも挙げられます。
特に夏休み・春休みなどの長期休暇中は学童で給食がでないため、子どものために毎日お弁当を用意しなければなりません。
これが本当に大変です。
保育園では給食がデフォルトだったのに…とへとへとに。
仕事の疲れにプラスして毎朝のお弁当作り。
給食がない期間が長引くほど、母親の疲労感も増していきます。
宿題の丸つけなど学習のサポートが必要なのが辛い
小学校に上がると、子どもの学習サポートが求められます。
「宿題の丸つけの協力をお願いします」
なんてことも増え、仕事から帰った限られた時間で疲れた体に鞭を打って宿題を見なくてはいけない日々に、ストレスもたまります。
学童では、宿題の時間はあってもチェックや丸つけは保護者がやる、というところが多いようです。
保護者会や行事が平日の昼間で大変
立ちはだかる小1の壁の1つには、保護者会や学校行事が平日の昼間に開催されることもあります。
こうしたイベントに参加するには、仕事を休むか、有給休暇を取る必要があります。
そのような都合をつけるのは容易ではありません。
また、直前に予定を言われることも。
例えば、4月の最初の保護者会の予定がわかったのは、入学式の日でした。
しかも開催日が入学式の1週間後!
「これが小1の壁か…」と実感した瞬間。
仕事と家庭の両立が難しい中で、昼間の行事に参加することは本当に困難を極めることです。
急な持ち物の連絡があるのがきつい
小学校あるあるのひとつが、急に子どもから明日持っていかなければいけないものを言われること。
学校から突然お知らせメールで伝えられることもあります。
仕事から帰ってきたあとで用意する時間がなかったり、お店の時間も閉まっていたり…と途方に暮れたというエピソードも聞きます。
学校にも、もう少し余裕を持って持ち物を伝えてもらいたいなと思う日々。
そもそも学童に入れるかどうかわからないので辛い
小1の壁には学童(放課後児童クラブ)への入所に関する問題もあります。
厚生労働省によると、令和4年度の放課後児童クラブの待機児童の数は1万5000人以上。
○利用できなかった児童数(待機児童数)
引用元:令和4年(2022年) 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(令和4年(2022年)5月1日現在)https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29856.html
全 体 :15,180人【前年比 1,764人増】(令和3年:13,416人)
学童(放課後児童クラブ)に入れるかどうか不透明な状況が存在します。
入所可能な学童が限られているため、保護者は子どもをどこに預けるか悩み、不安を感じることにつながります。
職場では小学生にあがって手がかからないと思われるので苦しい
小1の壁には、職場での子育てへの理解や支援の不足も挙げられます。
「お子さんが小学校に上がったらだいぶ楽になりますね」
「子どもが小学生になったら手がかからなくなるね」
なんて言われますが、そんなことはありません。
むしろ、職場での子育て支援の制度がなくなって大変になることも。
公立教員の福利厚生でも、時短勤務ができるのは就学前(小学校入学前)の子どもがいる場合のみ。
八方塞がりの状態で小学校1年生の4月を迎えなければならない状態なのです。
どうすればいい?小1の壁を乗り切る働き方
小1の壁を乗り越える方法として、働き方を変えることが考えられます。
考えられるいくつかの選択肢をあげます。
時短勤務に変える
柔軟な職場であれば、働き方の選択肢として時短勤務が提供されることもあります。
フルタイムから労働時間を短縮し、子育てと仕事の両立を図る方法です。
ただし、通常の業務量を減らすことなく、効率的に働くことが求められることも多く、負担が増す場合もあるようです。
実際に職場に制度を利用している人がいたら、実際どうなのか?聞いてみた方がよさそうです。
在宅勤務できる仕事に転職
在宅勤務であれば、会社への出退勤時間を気にせずに働くことができるので子育てとの両立がうまくいくことが多いようです。
特に技術やクリエイティブな分野では、在宅での勤務が可能な仕事が増えています。
子育てと仕事を柔軟に調整できるため、ワークライフバランスを取りやすくなります。
パートに転職
パートタイムの仕事は、仕事と家庭の両立を支援するための有効な手段の1つです。
労働時間や勤務日数を柔軟に選択できるため、子育てに合わせた働き方が可能です。
うまく調整すれば子どもが学校に行っている間だけ働くことが可能です。
正社員と比べて、責任も小さく、持ち帰り仕事なども必要ないでしょう。
収入が減ることも考慮すべき点ですが、家庭とのバランスを重視する場合、
パートに転職することで疲れを軽減できるのは大きなメリットです。
家族や親戚、ママ友などに協力を求める
働き方に加えて、一人で抱え込まないマインドも大切です。
家族や親戚、ママ友などの協力は、子育てと仕事の両立を支える重要な要素です。
子どもの面倒を見てもらう時間や、家事や買い物の手伝いをしてもらうことで、ワーママの負担を軽減できます。
コミュニティやサポートネットワークを活用することで、ストレスや疲労感を軽減することができます。
小1の壁で退職して後悔?良かった?のまとめ
今回は小1の壁についてまとめました。
結論から言うと私はやめてよかったです!
「小1の壁」の原因として
- 子どもの登下校時間の変化
- お弁当の用意
- 家庭での学習サポートが必要
- PTA活動や行事が平日の昼間
- 急な持ち物の連絡
- 放課後児童クラブへの入所が困難
- 職場の理解不足
などがあげられます。
対策として、
- 働き方を変える(時短勤務・在宅勤務・パートなど)
- 周囲の協力を得る
などが挙げられます。
私個人としては退職して良かったと思っていますが、この時期の母親の過ごし方は十人十色。
うまく仕事と子育ての両立をしている方もいらっしゃいます。
自分に合った方法を見つけ、柔軟な働き方や生き方を模索しましょう!