教員退職後の確定申告で源泉徴収が戻る!体験談と申告方法

3月に教員を退職し、再就職しなかった場合、1〜3月の給与の源泉徴収が還付される可能性があります。
給与から源泉徴収された所得税は、年末調整で精算されるのが一般的ですが、退職後に再就職しなかった場合、その調整がされないため確定申告で還付される可能性があるのです。
しかし、申告しなければ返ってきません!

忘れずに申告しよう!
私自身は確定申告を行い、約30,000円の還付(予定)を受けることができました。
本記事では、2024年3月に退職した私が実際に確定申告を行い、約30,000円の還付を受けた流れを紹介します!
- 2024年3月に退職
- その後再就職せず
- 住宅ローン控除対象
- 医療費控除対象
- 生命保険・介護保険料の控除対象
教員退職後の確定申告の流れ(実体験)
私は2024年3月に退職後再就職せずにいたため、確定申告を自分でする必要があると思っていましたが、よくわからないから誰かに相談したいな〜と思っていました。
管轄の税務署を調べると、確定申告の会場で税理士に相談できるという案内を発見!
ちょうど申し込み開始直前だったので申し込んでみました!

LINEでできたよ!

国税局のLINEで相談予約
まず、国税局の公式LINEを利用して相談日を予約。
希望日の10日前から予約可能です!

2025年の相談実施日は2/17〜3/17です
私も10日前に無事予約完了!
会場の入場時間が指定されているので、当日はほぼ待ち時間なく会場に入り、税理士さんに相談をすることができました。
管轄の税務署へ行く
予約した日に税務署へ。
確定申告受付期間のためかなり混雑していました。
車で行きましたが、第1駐車場は満車で臨時駐車場になんとか停めることができました。
時間に余裕を持っていくことや、可能な限り公共交通機関で行くことをおすすめします。
必要書類を準備
書類の不備があっては税務署に行っても無駄足になってしまうので注意です。
国税局のLINEに持ち物のリストがあったので事前に確認できました!
- マイナンバーカード(発行時に設定の2種類のパスワードも)
- 申告内容に応じた必要書類

私は給与所得の源泉徴収票、生命保険料控除証明書、医療費明細、住宅ローン控除書類(残高証明書など)を持参したよ!
必ず自分が必要な書類をHP等で確認してください。
税理士に状況を説明
案内され、1対1で税理士さんに相談することができました。
まず、「退職後に再就職していない」ことを伝えました。
そして持ってきた書類を一通り見てもらいました。

これが給与の源泉徴収票なのですが…

これは申告すれば余分に払ったこの分のお金が返ってきますよ

退職所得の書類は提出しますか?

控除額内に収まっていて源泉徴収されていないから必要ないよ。

わかりました!
さらに、医療費控除なども対象かどうかわからなかったので確認してもらうことに。
最終的に、どの部分の税金が還付されるのか、申告に必要な書類は何かを整理してもらいました。
これからのために医療費の記録用の紙もくれました。

医療費はこれに記録していくといいよ。

ありがとうございます!(親切…)
アドバイスをもとにスマホで申請
相談終了し、会場内でマイナポータルとe-Taxを利用して申請するスペースに異動。
基本は個人作業ですが、わからない部分は税務署職員に質問。

事前にマイナアプリの登録などを済ませておくとスムーズ!
申請手続きは複雑で、税務署のサポートが役立ちました..
会場には高齢者の方が多かったですが、みんな質問責めで職員が総出で対応していました…^^;

e-Taxは初めて使うとややこしく感じるので、事前に公式サイトで流れを確認しておくと良いかも。
申告送信&必要書類提出で完了
すべての書類を確認し、入力も完了したので申告を送信。
必要書類は提出し、1時間15分ほどで終了。

長かったけど無事終了してホッとしました。
教員退職後の確定申告の重要ポイント
退職後の確定申告に向けて大切なことをまとめました!
1〜3月分の源泉徴収票を捨てない!
3月退職の場合、1〜3月分の源泉徴収票が後日送付されます!
私も突然封筒で前職場から送られてきて、とりあえず大事そうだから取っておきました。
これが還付対象となるため、大切に保管しましょう。
申告内容を確認
何を申告する必要があるか確認しましょう。
- 給与・年金等
- 事業・不動産
- 医療費控除
- 寄附金控除
- 住宅ローン控除
- その他
他にも自分が該当するものがあるか確認し、書類を揃えておきましょう。
わからないことは税理士や税務署職員に相談
税金のことは複雑でわからないことばかりの人が多いと思います。
この機会にわからないことは専門家の税理士さんや、税務署職員に相談すると安心。
教員退職後の確定申告のまとめ
3月などに教員退職後、再就職しなかった場合、確定申告を行うことで1〜3月分の給与の源泉徴収の還付を受けられます。
特に1〜3月分の源泉徴収票を捨てずに保管し、確定申告の準備をしましょう!
マイナポータル・eTaxを使えば自宅で申告を完了することができますが、不安な場合は税務署で相談しながら申告をすることも可能です。
私自身、税務署のサポートを受けながら申請を完了し、約30,000円の還付を受けました。
昨年退職して再就職していない方は、この確定申告の流れをぜひ参考にしてみて下さい!