サンリオは山梨が由来?山梨の王は本当なのか解説!
ハローキティやマイメロディなどのキャラクターで有名な企業「サンリオ」。
その名前の由来について意外な説が語られることがあります。
それが「山梨が由来」というもの。
2025年には山梨県甲斐市にサンリオのミュージアムができることもあり、サンリオと山梨の関係にも注目が集まっています。
さらに、「山梨の王」という言葉が関連していると聞いたことがある人もいるかもしれません。
今回は、その真相について解説していきます!
サンリオは山梨が由来!?
サンリオ公式による名前の正式な由来を見てみましょう。
サンリオの公式HPには創業者で名誉会長の辻信太郎さんの言葉として以下のように由来が説明されています。
サンリオ-この社名はスペイン語の San Rioに由来しています。
Sanは地名にサンフランシスコ San Franciscoやサンディエゴ San Diegoとあるように、英語のセント Saint(St.)、日本語の「聖らか」という意味であり、Rioは川沿いの街の地名にリオデジャネイロ Rio de Janeiroやリオグランデ Rio Grandeとあるように英語のリバーRiver、日本語の「河」という意味です。
ですから、SanrioとはSaint River「聖なる河」を表す言葉なのです。
サンリオは「San(スペイン語で聖)」+「Rio(スペイン語で河)」から来ており、合わせて「聖なる河」という意味になっているとのことです。
サンリオは、創業者である辻信太郎氏によって1960年に設立されました。
当初の社名は「山梨シルクセンター」でしたが、後に現在の「サンリオ」へと改名されました。
サンリオと山梨との関係は?
創業者の辻信太郎氏は、実は山梨県出身です。
そのため、創業当初の会社名「山梨シルクセンター」には「山梨」の名前が含まれていました。
2025年に山梨にサンリオのミュージアムができるのも、創業者の出身地としてゆかりのある土地だからというのも一つの理由のようです。
このように、サンリオと山梨には創業者の出身地という関係があり、サンリオ=山梨が由来というイメージがついているのでしょう。
山梨が由来という説が語られたこともあった!?
「サンリオの奇跡―世界制覇を夢見る男達」(PHP出版)という本で、「サンリというのは山梨の音読みでオは語呂がいいからつけられた」という内容が書いてあるのだとか…
出版された年は1979年でした。
スペイン語で「聖なる河」というのは後付けなのでは?と考えている人もいるようです。
「山梨の王」という噂について
一部で語られる「サンリオ=山梨の王」という説についてですが、これは完全に都市伝説に近いもののようです。
サンリオの創業者が山梨県出身であることから、「山梨における成功者=王」とのイメージが誇張されて広まったと考えられます。
以前フジテレビの番組「トリビアの泉」のコーナー企画「ガセビアの沼」の中で、「『株式会社サンリオ』の社名は山梨県出身の創業者が『山梨の王になりたい』と『山梨王』と名付けたことからきている」というのはガセ」という内容が放送されたことがありました。
少なくとも、オ=王というのは真実ではないようです。
サンリオは山梨が由来?のまとめ
サンリオ公式によると、サンリオの名前の由来は、スペイン語の「聖なる河」であるということです。
ただし、創業者の辻信太郎が山梨県出身であることから「山梨」が話題に上がることが多く、実際に、サンリ=山梨の音読みと語られていたこともあったそうです。
スッキリしない結論かもしれませんが、少なくとも山梨の王という説はただの噂話であるということです!
もしかしたら、2025年に開業するサンリオミュージアムで真相がわかるかもしれませんね!